「歯医者の治療ってわかりづらい」
歯医者さんに行った際、そのように思われる方もたくさんいらっしゃると思います。
当院では、できるだけ患者さんとのコミュニケーションをはかり、歯科の治療を理解していただけるように努めております。
知ってますか?虫歯の原因
子供たちは、甘~い“おやつ”が大好きです。
しょっぱいお煎餅が好きという人は少ないですよね。
でもお母さんやお父さんは「甘いお菓子を食べると虫歯になるからダメ!」
と思う方が多いのも事実です。
たしかに、お菓子に含まれる糖分が虫歯の原因となります。
しかし糖分はお菓子だけでなく、食事などで口にする
ご飯や多くの食品にも含まれています。
虫歯は、歯の表面に付着した細菌が、食べ物の中の糖分から
酸をつくり歯を溶かしていきます。
虫歯の原因は“甘いおやつ”ではなく、食後にしっかりと歯を磨かないことが原因の多くともいえます。
ですから食べた後は歯をきちんと磨いて、食べかすを落としておくことで虫歯の発生を抑えることができます。
虫歯になりやすいのは、
糖分(砂糖)を多く含んでいるお菓子ですが、
歯に付着しやすいものや、
口の中に長く入れているものには気をつけましょう。
糖分が少なく(またはなく)ても、お口に残ってしまうものもあります。
また、おやつをだらだら食べていると、
お口の中が酸性になって歯が溶けやすくなります。
おやつは時間を決めて食べ、
食べたら必ず歯を磨く習慣をつけましょう。
カルシウムは歯の育成に大切
牛乳を飲んでますか?バランスのとれた食事を摂っているつもりでも、
知らず知らずのうちに不足してしまうのがカルシウムです。
カルシウム不足とは、血中にあるカルシウム量が少なくなり、これを補うため
歯や骨のカルシウムが血液中に溶け出し、
歯や骨のカルシウム密度が低くなり崩れやすくなることをいいます。
成人の体重60kg中、約1000g(約16%)にカルシウムが占めており、
そのカルシウムの99%が歯や骨に含まれています。
歯や骨は、私たちの身体の皮膚や内臓と同じように新陳代謝を行っており、
カルシウムを適量に摂ることは毎日の食事バランスでも必要で、
成人の場合1日600mg摂るのが望ましいといわれています。
カルシウム不足を補うためには、
日本で昔から食べられている小魚・大豆食品・野菜・海藻類を
摂ることが効果的です。
しかし、これだけではカルシウムの絶対量が不足しがちですので、
加えて摂りたいのが牛乳などの乳製品です。
牛乳の摂取量は、学校給食のある頃は1日260ml摂れますが、
給食から離れると急に減少し、成人では
1日130ml程度になってしまいます。
食生活に牛乳などの乳製品を増やすことが、カルシウム不足を解消し、
同時に歯と骨の生育・維持によい方法となります。